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中国 新常態(ニューノーマル)に挑む 長期安定の道標

2015年度中国研究報告書 (日本経済新聞社からの受託研究) 2016.3




座長:厳善平・同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授 、湯浅健司・日本経済研究センター事務局長補佐兼主任研究員兼国際アジア研究部中国研究室長

会員価格5,000円+税(送料別)、非会員価格10,000円+税(送料別)、195ページ

報告書要約報告書要約



 ここ数年、中国について、ありとあらゆる方面で関心が高まっています。成長率の低下や為替、株式相場の乱高下などの経済ニュースだけでなく、周辺国との領土・領海問題や米国との対立と協調といった外交問題、さらには、一向に改善しない大気汚染や大挙してやってくる訪日観光客の「爆買い」まで、話題は実に多岐にわたります。
 中国の実像をはかるには、中国が置かれた状況と、それに指導部がどう対応しようとしているのかを理解する必要があります。短期的な経済の動向だけでは中国の実力は判断できないし、指導部が目指す方向を見誤ると将来も予想できません。
 本報告書は習近平国家主席が唱える「新常態(ニューノーマル)」という言葉をキーワードとして、中国の指導部が何を考え、中国をどのような方向に導こうとしているのかについて、研究、分析することを目的としています。「新常態」とは構造転換を目指すもので、習近平政権はこの大方針に従って政策を進めようとしています。本報告書も経済、政治、社会と各方面で展開されている構造改革の目的や実施状況、今後の行方などについて、詳しく解説し、それによって、中国の実像をなるべく正確に捉えようとしています。
 各章はそれぞれの分野で優れた業績を残されている第一線の研究者に執筆を依頼しました。座長には中国の労働・人口問題の権威で、中国経済経営学会の会長も務めておられる厳善平・同志社大学教授にお願いしております。構造改革の最大の焦点である国有企業問題については、中国の著名な経済学者である張文魁・中国国務院発展研究センター企業研究所副所長に執筆していただきました。
 転換期を迎えた中国がどうなっていくのか。本報告書が中国の今後を考える一助となれば幸いです。

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第1章 「新常態」の中国と改革の意味 ――「100年目標」へ避けられぬ構造転換第1章 「新常態」の中国と改革の意味 ――「100年目標」へ避けられぬ構造転換JCER NET メンバー限定

厳善平:同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授

第2章 中国経済の現状と将来のリスク――2020年までは安定成長を維持第2章 中国経済の現状と将来のリスク――2020年までは安定成長を維持JCER NET メンバー限定

瀬口清之:キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

第4章 段階的に進む金融システムの改革――資本の完全自由化には慎重姿勢も第4章 段階的に進む金融システムの改革――資本の完全自由化には慎重姿勢もJCER NET メンバー限定

福本智之:日本銀行北九州支店長(前北京事務所長)

第5章 国有企業改革、市場経済化の焦点に――微妙に揺れる政府の姿勢、進展に時間第5章 国有企業改革、市場経済化の焦点に――微妙に揺れる政府の姿勢、進展に時間JCER NET メンバー限定

張文魁:中国国務院発展研究センター企業研究所副所長

第6章 人口問題、少子高齢化への挑戦――カギ握る戸籍・定年制改革の成否第6章 人口問題、少子高齢化への挑戦――カギ握る戸籍・定年制改革の成否JCER NET メンバー限定

厳善平:同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授

第7章 2017年党大会と習近平政治の今後――独自色打ち出し、闘争を乗り切る第7章 2017年党大会と習近平政治の今後――独自色打ち出し、闘争を乗り切るJCER NET メンバー限定

朱建栄:東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部教授
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