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第16回 金融研究

日本経済のダウンサイドリスク
―デフレ再燃と円高

2007年2月28日発表
主査:深尾光洋・日本経済研究センター理事長
総括:平田英明・経済分析部副主任研究員 、乾智里・経済分析部副主任研究員

5,250円 (非会員価格 10,500円) ・A4、142ページ

概要概要

 今回で16回となる日本経済研究センター金融班による金融研究報告では、GDPギャップと為替レートを計量的に推計し、息の長い拡大を続けてきた日本経済が抱えるリスクを検証した。
 日本経済がデフレに逆戻りする懸念は払拭されたのだろうか。生鮮食品とエネルギーを除く消費者物価は小幅ながら下落している。またGDPギャップもわずかなインフレギャップであり、現状ではデフレを払拭したとは言えない。2月21日の利上げは、デフレ再燃のリスクを伴うものであった。内外の物価水準を考慮した円相場は、20年来の円安水準にあり、世界の国際収支不均衡等から見て今後円高に振れる可能性が高い。大幅な円高が発生すれば、日本経済は再びデフレに陥りかねない。日銀は、デフレからの確実な脱却を最優先すべきであり、2月に行われた追加利上げは大きなリスクを伴うものであった。
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はじめにはじめに

第1章 GDPギャップとデフレリスク第1章 GDPギャップとデフレリスクJCER NET メンバー限定

第2章 外貨準備の役割が高まる為替市場第2章 外貨準備の役割が高まる為替市場JCER NET メンバー限定

第3章 日本経済のダウンサイドリスク第3章 日本経済のダウンサイドリスクJCER NET メンバー限定

第4章 中国の外国為替市場介入とその損益第4章 中国の外国為替市場介入とその損益JCER NET メンバー限定

担当者一覧担当者一覧

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目次

第1章 GDPギャップとデフレリスク
 1. はじめに
 2. 最大生産可能GDPギャップの推定
 3. フィリップス曲線の推定
 4. 条件を変更したことによる影響と今後の予測
 5. 消費者物価指数(CPI)とGDPデフレーターの関係
 6. おわりに(デフレ再燃のリスク)
 補論:「裁量労働制」の概要

第2章 外貨準備の役割が高まる為替市場
 1. はじめに
 2. 主要経済圏の国際収支と金利の推移
 3. 為替レート
 4. 世界の外貨準備高と対外資産
 5. おわりに

第3章 日本経済のダウンサイドリスク
 1. はじめに
 2. 物価動向と金融政策
 3. 為替動向と金融政策
 4. 為替動向とグローバル・インバランス
 5. 円高リスクとわが国経済

第4章 中国の為替相場介入とその損益
 1. はじめに
 2. 通貨当局の外国為替市場介入政策
 3. 人民元の為替レートと外貨準備高の推移
 4. 人民銀行の為替市場介入
 5. 為替市場介入による人民銀行の損益
 6. 介入に関する人民銀行の今後の課題
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