2012.3 金融研究安定と成長模索する金融市場−くすぶる隠れ不良債権と通貨不安−
2012年3月9日発表 ソブリンリスクに揺れる欧米市場に比べて、国内金融市場は平穏にも見える。しかし、リーマンショックや大震災で導入された特例などで「隠れ不良債権」が膨らみ、為替市場では「ドル基軸体制」が国際不均衡などを背景に揺らぐ恐れもあるなど、内外にリスクがくすぶる。他方、アジアには金融を伸ばす余地がある。サムライ債(海外機関が日本で発行する円建債)市場を育てれば、アジア企業や国内投資家の選択肢を増やすだけでなく、円から外貨への転換需要を増やすことで円高是正にもつながる。 |