一覧へ戻る
アジア・コンセンサス調査 (第9回 / 2018年~2020年)

好調アジア経済に「トランプ・リスク」の影

――保護主義の台頭、金融政策の混乱に強い懸念

主査:日下 淳
  ジャーナリスト(外部委託) 
主査:湯浅 健司
  首席研究員兼中国研究室長
上原 正詩
  主任研究員
山田 剛
  主任研究員
髙橋 えり子
  ESP事業室長兼副主任研究員
横尾 明彦
  研究員
真鍋 和也 研究生
   

2018/04/09

 日本経済研究センターは、アジアのエコノミストを対象に各国の経済成長や物価、為替動向などの見通しを聞いたアンケート「JCER/日経 アジア・コンセンサス」の第9回調査結果(調査期間:3月9~28日)をまとめた。調査対象6カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、インド)の全てで、2018年の経済成長率や20年までの見通しについて、昨年12月に実施した前回調査とほぼ同じか、それを上回る予想となった。輸出や内需を牽引役とした経済の強さを色濃く映した結果だが、一方で、リスク要因として米国がもたらす保護主義の台頭や利上げによる金融市場の混乱を懸念する回答が目立った。好調なアジア経済にトランプ政権の影が忍び寄る構図が浮かび上がった形だ。


バックナンバー

2023/10/02

ASEAN成長率、外需不振で一段の下方修正

――中国経済への懸念強まる、異常気象も警戒

第31回 2023年~2025年

主査:上原 正詩/ 主査:湯浅 健司山田 剛清水 泰雅富山 篤田中 顕/ 奥津 茜 研究生/ 日下 淳 ジャーナリスト(外部委託)

2023/07/03

アジア経済、外需不振で年後半の下振れ懸念

――中国経済、米金融政策の影響に不安感

第30回 2023年~2025年

主査:上原 正詩/ 主査:湯浅 健司山田 剛清水 泰雅富山 篤髙橋 えり子田中 顕/ 奥津 茜 研究生/ 日下 淳 ジャーナリスト(外部委託)

2023/04/04

23年の成長率 減速も前回予想からはやや改善

――中国経済に期待、米金融政策の影響は不安視

第29回 2023年~2025年

主査:上原 正詩/ 主査:湯浅 健司山田 剛清水 泰雅富山 篤髙橋 えり子田中 顕/ 奥津 茜 研究生/ 笠置 正民 特別協力・東南アジア問題研究家/ 日下 淳 ジャーナリスト(外部委託)

2022/12/26

アジア経済 23年はなお慎重な見方

――インフレ和らぎ足元堅調、「米中」減速が不安要因

第28回 2022年~2024年

主査:上原 正詩/ 主査:湯浅 健司日下 淳山田 剛清水 泰雅富山 篤田中 顕/ 奥津 茜 研究生/ 笠置 正民 特別協力・東南アジア問題研究家

2022/10/03

アジア経済 足元堅調も先行き不安強く

――インフレ、通貨安、中国リスクで23年予想下方修正

第27回 2022年~2024年

主査:上原 正詩/ 主査:湯浅 健司日下 淳山田 剛富山 篤髙橋 えり子田中 顕/ 奥津 茜 研究生/ 笠置 正民 特別協力・東南アジア問題研究家