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アジア経済予測 中国・ASEAN4短期経済予測 (2018.08/ 18年7-9月期~20年1-3月期)

内需堅調で緩やかな景気拡大

―通商摩擦と通貨安に懸念

主査:西岡 慎一
  主任研究員
総括:髙橋 えり子
  ESP事業室長兼副主任研究員
青山 寿敏 研究生
   
堂本 健太 研究生
   
山田 祐太郎 研究生
   

2018/08/30

 中国およびASEAN4カ国(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)の合計5カ国を対象にした「中国・ASEAN4短期経済予測」を発表しました。

【概要】
● 18年4-6月期の実質GDPは、中国、ASEAN4とも堅調な内需を背景に緩やかな成長が継続。先行きは通商摩擦や通貨安による悪影響に懸念も。
● 中国は18年上半期の堅調な実績を踏まえ、18年見通しを上方修正。
● ASEAN4は18年見通しを下方修正。インドネシア、フィリピンは足元の通貨安に伴う利上げの影響を考慮し、18年、19年ともに下方修正した。一方、タイは外需から内需への所得波及が予想以上に進んだことから上方修正したほか、マレーシアは政権交代に伴う政策の影響を踏まえ先行きのパスを修正した。

【中国・ASEAN4の見通し】

(注)表は暦年ベース。下段括弧内は18年2月時点での予測値。(資料)Haver Analytics、予測は日本経済研究センター

【関連レポート】

※短期経済予測最新報告書「不安抱える景気拡大―成長率見通しは不変も、下ぶれリスクは高まる」(第175回/2018年7-9月期~2020年1-3月期)はこちら

※旧サイト(~2018.8月)のアジア経済予測レポート一覧はこちら

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