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アジア経済予測 中国・ASEAN4短期経済予測
(2018.12/ 18年10-12月期~21年1-3月期)
利上げ、貿易摩擦の影響徐々に
―内外需ともに勢い欠く―
2018/12/04
中国およびASEAN4ヵ国(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)の合計5ヵ国を対象にした「中国・ASEAN4短期経済予測」を発表しました。
【概要】
- 18年10-12月期の実質GDPは、中国、ASEAN4とも内外需の勢いを欠き前期から減速。先行きも米中貿易摩擦や金融引き締めが下押し要因に。
- 中国は対米貿易摩擦による悪影響を見込み、19年の見通しを下方修正。
- ASEAN4も19年見通しを下方修正。インドネシア、フィリピンは米中貿易摩擦および通貨安に伴う利上げを織り込み、19年を中心に下方修正した。タイとマレーシアは外需の落ち込みで18年をともに下方修正。タイの19年は純輸出が回復することを見込み上方修正した。
【中国・ASEAN4の見通し】
(注)表は暦年ベース。下段カッコ内は18年8月時点での予測値。(資料)Haver Analytics、予測は日本経済研究センター
【関連レポート】
※短期経済予測最新報告書「景気拡大ペースは幾分鈍化―米金利上昇、貿易摩擦が重しに」(第176回/2018年10-12月期~2021年1-3月期)はこちら
※旧サイト(~2018.8月)のアジア経済予測レポート一覧はこちら
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