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アジア経済予測 中国・ASEAN4短期経済予測 (2019.03/ 19年1-3月期~21年1-3月期)

貿易摩擦の影響が顕在化

―各国政策対応や政治動向がカギ―

主査:西岡 慎一
  主任研究員
総括:髙橋 えり子
  ESP事業室長兼副主任研究員
総括:宮﨑 孝史
  副主任研究員
小針 誠 研究生
   
室元 翔太 研究生
   

2019/03/05

 中国およびASEAN4ヵ国(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)の合計5ヵ国を対象にした「中国・ASEAN4短期経済予測」を発表しました。

【概要】

  • 18年10-12月期の実質GDPは、中国では内外需の勢いを欠き前期から減速。ASEAN4では外需弱含むも内需堅調で方向感はまちまち。
  • 中国は米中通商交渉による先行き懸念の一部解消や政策対応による内需への影響を見込み、19年の見通しを上方修正。
  • ASEAN4は19年見通しを下方修正。ASEAN4全体としては引き続き消費などの内需が堅調の一方、輸出鈍化が成長率を下押し。米中通商交渉進展に伴い、19年上期をボトムに緩やかに回復する見込み。

【中国・ASEAN4の見通し】



(注)表は暦年ベース。下段カッコ内は18年12月時点での予測値。(資料)Haver Analytics、予測は日本経済研究センター

【関連レポート】

※短期経済予測最新報告書「米中貿易摩擦、戦後最長景気に試練」(第177回/2019年1-3月期~2021年1-3月期)はこちら

※旧サイト(~2018.8月)のアジア経済予測レポート一覧はこちら

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