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ニュースコメント

均衡為替レートの考え方と算出法

割安で推移した最近の円ドル相場

小野寺 敬
  首席研究員
渡部 肇
  主任研究員
田原 健吾
  主任研究員

2019/06/26

日本経済研究センターは、日本経済新聞社と共同で主要11ヵ国・地域の均衡為替レートを算出した(日本経済新聞2019年6月26日朝刊に掲載)。 本レポートはその考え方や算出方法の概要を整理したものである。

【ポイント】

 

  1. 均衡為替レートは各国のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映した為替相場の適正水準を示す。通貨の実勢レートを均衡レートと比較することで割高・割安の度合いを評価することができる。
  2. 日本経済研究センターでは、これまでも各国通貨の実質実効為替レートを対象とする均衡レートを算出・公表してきたが、今回はこれと整合的な形で、対ドル円レートなどの2通貨間の均衡レートを算出したのが大きな特長である。
  3. 対ドル円の均衡為替レートは2018年10~12月期が1ドル=109円、19年1~3月期は107円程度となった。15年以降を見ると、均衡レートに比べて実勢の為替レートは円安・ドル高で推移してきたことがわかる。

 

図 円と人民元の対ドル均衡為替レート

対ドル円レートと対ドル人民元レート

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