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アジア経済予測 中国・ASEAN4短期経済予測 (2019.08/ 19年7-9月期~21年1-3月期)

米中摩擦の長期化で成長鈍化

―中国、景気対策の効果も限定的―

主査:西岡 慎一
  主任研究員
総括:髙橋 えり子
  ESP事業室長兼副主任研究員
黄 盛凱 研究生
   
根本 涼 研究生
   

2019/08/28

 中国およびASEAN4ヵ国(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)の合計5ヵ国を対象にした「中国・ASEAN4短期経済予測」を発表しました。

【概要】

  • 中国の19年4-6月期の実質GDP成長率は6.2%へ減速。大規模な減税とインフラ建設を柱とする景気対策の効果が表れず、鉱工業生産も17年ぶりの低水準。米中摩擦は長期化し、不透明感が強い状況が続くおそれ。20年見通しは下方修正。
  • ASEAN4は個人消費が堅調も、中国経済の弱さが波及し、外需の弱さが続くおそれ。20年見通しを下方修正。インドネシア、タイ、フィリピンでは利下げが実施されるなど、各国当局は景気刺激策に取り組む。

【中国・ASEAN4の見通し】

 

【関連レポート】

※短期経済予測最新報告書「景気は減速、長引く米中対立が足かせ」(第179回/2019年7-9月期~2021年1-3月期)はこちら

※旧サイト(~2018.8月)のアジア経済予測レポート一覧はこちら

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