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アジア経済予測 中国・ASEAN4短期経済予測 (2020.6/ 20年4-6月期~22年1-3月期)

外需悪化で20年の中国はマイナス成長

―ASEANは都市封鎖の影響が深刻―

主査:西岡 慎一
  主任研究員
総括:田中 顕
  副主任研究員
研究員:菅 哲雄
  研究員
宗像 藍子 研究生
   

2020/06/05

 中国およびASEAN4ヵ国(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)の合計5ヵ国を対象にした「中国・ASEAN4短期経済予測」を発表しました。

【概要】

  • 中国の20年1-3月期の実質GDP成長率は前年比6.8%減少。4月以降、経済活動の制限は緩和され、工業生産や消費は徐々に回復している。ただ、外需の低迷により4-6月期もマイナス成長となる見込み。20年のGDPは前年の水準に届かず、マイナス0.2%となる見通し。21年は9.2%の反発を予想。
  • ASEAN4は都市封鎖で消費や企業活動が停滞。4-6月期は前年比8%近くの大幅なマイナス成長を予想。各国は経済再開に舵を切り始めたが、20年は3.0%のマイナス成長に陥る見込み。21年は6.4%に戻る予想。

【中国・ASEAN4の見通し】

 

【関連レポート】

※短期経済予測最新レポート「徐々に経済再開も、20年度マイナス7%成長」(第182回/2020年4-6月期~2022年1-3月期)はこちら

※旧サイト(~2018.8月)のアジア経済予測レポート一覧はこちら

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