一覧へ戻る
景気後退確率

<参考値>5月の景気後退確率は28.6%

先行指数が3カ月ぶりに上昇

宮﨑 孝史
  副主任研究員

2020/07/08

  2020年5月の景気後退確率(参考値)は28.6%となった(図1)。消費者態度やマネーストックの伸び、新規求人などの改善により、計算の基礎となる先行指数(以下、先行CI)が3カ月ぶりに上昇したことや、4月分の先行CIが上方改定されたことにより、確率は先月から低下した。もっとも、新型コロナウイルスの感染拡大の第2波や米中の対立激化といった先行きを巡るリスクは十分に反映しきれていない可能性もあることには留意が必要である。

【図1 景気後退確率(2020年5月、参考値)】

【表1 景気後退確率と先行CIの推移(過去1年間)】

  * 2020年4月分公表時より、景気後退確率は参考値として算出しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

バックナンバー

2023/11/09

9月の景気後退確率は56.5%

―雇用環境の悪化が一因か

島村 勇太朗

2023/10/10

8月の景気後退確率は31.7%

―在庫率改善などにより大幅低下

島村 勇太朗

2023/09/08

7月の景気後退確率は82.7%

―外需低迷による在庫悪化で警戒水準超え

島村 勇太朗

2023/08/08

6月の景気後退確率は44.5%

―前月からほぼ横ばいで推移

島村 勇太朗

2023/07/10

5月の景気後退確率は37.1%へとさらに低下

―住宅着工や株価が改善に寄与

宮﨑 孝史