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景気後退確率
<参考値>6月の景気後退確率は24%
先行指数は過去最大の上昇幅
2020/08/11
2020年6月の景気後退確率(参考値*)は24.0%となった(図1)。消費者態度や最終需要財在庫率、マネーストックの伸びなどの改善により、計算の基礎となる先行指数(以下、先行CI)は統計開始以来、最高の上昇幅を記録し、確率は前月から低下した。内閣府は7月30日、2012年12月から始まった景気回復局面の「山」を暫定的に18年10月と認定した。日経センターのESP調査によると、景気の「谷」は20年5月と回答するエコノミストが増えている。本確率は景気後退を脱した可能性を実体経済に先行して示唆する動きとなっている。
【図1 景気後退確率(2020年6月、参考値)】
【表1 景気後退確率と先行CIの推移(過去1年間)】
* 2020年4月分公表時より、景気後退確率は参考値として算出しています。詳しくは、こちらをご覧ください。
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