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月次GDP

7月の月次GDP、前月比0.2%増

―民需反落も輸出増、景気底入れ示すが回復力乏しく―

梶田 脩斗
  副主任研究員

2020/09/10

日本経済研究センターがまとめた2020年7月の実質国内総生産(GDP)=月次GDP は、前月比+0.2%となった。国内民需が減少に転じたものの、米国と中国向けなどの輸出が伸びたことで外需が増加し、7月の月次GDPを押し上げた。月次GDPは4-5月に大幅なマイナスを記録した後、6月に大幅に反発したが、7月は小幅な増加にとどまった。景気は底入れ感を示したものの、回復力は乏しい。

仮に7-9月期が7月の水準で推移した場合、2020年4-6月期と比べた実質GDP成長率は前期比年率+19.7%となる。

支出項目の主な内訳は以下の通り。

【外需】
  • 輸出と輸入がそれぞれ前月比+7.3%、同▲2.0%となったため、実質GDP成長率への寄与度は+1.4%ポイントとなった。
【民需】
  • 民間企業設備投資、民間最終消費支出がそれぞれ前月比▲2.7%、同▲1.4%となった。民間住宅投資は同+1.0%と前月から増加した。
  • 民間在庫変動と合わせた国内民需の成長率への寄与度は▲1.1%ポイントとなった。
【公需】
  • 公的資本形成は前月比+0.6%、政府最終消費支出は同▲0.3%だったことから、公需の成長率への寄与度は▲0.0%ポイントとわずかなマイナスだった。
  • 国内民需と公需を合わせた内需の成長率への寄与度は▲1.2%ポイントだった。

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7月の月次GDP、前月比0.2%増

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