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アジア・コンセンサス調査
新政権に「地域安定への貢献」「改革モデル」期待
――安倍時代:金融政策の評価2分、成長には失望
2020/09/08
日本経済研究センターはアジアのエコノミストを対象に、安倍政権の8年間の評価と次期政権への期待などを聞く緊急アンケート調査を実施した。大胆な緩和を進めた金融政策については評価が分かれる一方、成長政策や実績には厳しい見方が多かった。女性の活躍拡大、外国人労働者の受け入れ拡大、安倍政権の外交政策への評価は高かった。次期政権の期待では、アジア諸国との連携強化や米中両国との巧みな関係構築を通じた「地域安定への貢献」を望む声が強かった。また、社会保障改革や構造改革の推進により、アジア諸国の参考になる「モデル」を示すよう期待する意見も目立った。
英語レポート "Asian Economists Project Role for Japan in Regional Stability" はこちら
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