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景気後退確率
12月の景気後退確率は23.7%に上昇
先行指数が7ヵ月ぶりに低下
2021/02/08
日本経済研究センターがまとめた2020年12月の景気後退確率は23.7%となった(図1)。最終需要財在庫率や消費者態度、中小企業売上げ見通しなどの悪化により、同確率の計算の基礎となる先行指数が7ヵ月ぶりに低下したことで、同確率は前月から上昇した。依然として景気後退の目安となる67%は下回っているものの、緊急事態宣言の発令を受けて1月の消費者マインドは一段と冷え込んでおり、先行きは不透明感が強い。
【図1 景気後退確率(2020年12月)】
【表1 景気後退確率と先行CIの推移(過去1年間)】
* 2020年7月分公表時より、景気後退確率の推定方法を見直しました。詳しくは、こちらをご覧ください
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