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景気後退確率
2月の景気後退確率は1.2%
先行指数は18年6月以来の水準に上昇
2021/04/08
日本経済研究センターがまとめた2021年2月の景気後退確率は1.2%となった(図1)。消費者態度や商品指数、新設住宅着工などの改善により、同確率の計算の基礎となる先行指数(以下、先行CI)は2ヵ月連続で上昇した。先行CIは、暫定的な景気の山とされる18年10月より前の18年6月以来の水準まで上昇したことで、同確率は景気後退の目安となる67%を大きく下回っている。
【図1 景気後退確率(2021年2月)】
【表1 景気後退確率と先行CIの推移(過去1年間)】
* 2020年7月分公表時より、景気後退確率の推定方法を見直しました。詳しくは、こちらをご覧ください
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