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アジア・コンセンサス調査
(第22回 / 2021年~2023年)
ASEAN経済、本格回復にはなお時間
――ワクチンの遅れ懸念、インフレも不安材料
2021/07/05
日本経済研究センターはアジアのエコノミストを対象に各国の経済成長や物価、為替動向などの見通しを聞いたアンケート「JCER/日経 アジア・コンセンサス」の第22回調査結果をまとめた。調査対象6カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、インド)の2021年(21/22年度)の成長率はインドネシアとシンガポールを除き、今年3月に実施した前回調査を大きく下方修正する予想となった。新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れから感染が再拡大し、消費などの足かせとなっている。インフレの進展や米国の利上げに対する懸念も強く、期待された経済の本格回復にはなお時間がかかる見通しだ。
(英語サイト)JCER/Nikkei Consensus Survey on Asian Economies
※7月6日付の本経済新聞朝刊・国際面、Nikkei Asiaに関連記事掲載
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