一覧へ戻る
景気後退確率
5月の景気後退確率は22.1%に悪化
先行指数の1年ぶり低下で
2021/07/08
日本経済研究センターがまとめた2021年5月の景気後退確率は22.1%となった(図1)。マネーストック(M2)の伸びの鈍化や鉱工業用生産財在庫率、消費者態度などの悪化により、同確率の計算の基礎となる景気の先行指数が1年ぶりに低下したことで、同確率は昨年6月以来の水準に上昇した。ただ依然として、景気後退の目安となる67%は下回っている。
【図1 景気後退確率(2021年5月)】
【表1 景気後退確率と先行CIの推移(過去1年間)】
* 2020年7月分公表時より、景気後退確率の推定方法を見直しました。詳しくは、こちらをご覧ください
バックナンバー
- 2023/11/09
-
9月の景気後退確率は56.5%
―雇用環境の悪化が一因か
- 2023/10/10
-
8月の景気後退確率は31.7%
―在庫率改善などにより大幅低下
- 2023/09/08
-
7月の景気後退確率は82.7%
―外需低迷による在庫悪化で警戒水準超え
- 2023/08/08
-
6月の景気後退確率は44.5%
―前月からほぼ横ばいで推移
- 2023/07/10
-
5月の景気後退確率は37.1%へとさらに低下
―住宅着工や株価が改善に寄与