一覧へ戻る
アジア経済予測 アジア経済中期予測
アジア、コロナで消えた180兆円
20年、サービス業の打撃深刻 負債拡大で中期的な影響も
2021/10/20
アジア中期経済予測班では、12月に公表する中期予測に先駆け、随時レポートを公表してまいります。今回は、第1弾として、コロナ危機がアジアにもたらした損失を試算しました。
【概要】
アジア経済で、観光業などサービス産業が大きな打撃を受けている。新型コロナウイルスが流行した2020年、日本を含むアジア15カ国・地域の経済全体の損失は名目GDPに換算すると約180兆円にのぼった。インドやASEAN5など平時の成長率が高い国ほど打撃が大きく、特に飲食や観光などサービス業の落ち込みが激しかった。コロナによる影響は中期的な産業構造にも残る可能性がある。2020年のGDP生産額から産業への影響を整理し、今後の展望を探る。
コロナ禍の逸失利益:名目GDP
(注)コロナ危機なかりせばのGDPは新型コロナの感染拡大が明らかになる前(2019年10月時点)のIMF予想(World Economic outlook)を用いた。
(資料)CEIC、Haver Analytics、IMF
バックナンバー
- 2022/12/15
-
第8回報告書ーーテクノウォーと中国減速、アジアに影
日本の1人当たりGDPは2022年台湾、23年韓国に抜かれる
アジア経済中期予測 第8回2022-2035年
- 2022/12/14
-
1人当たりGDP、2022年日台逆転
―2023年には韓国に抜かれる
―円安と低い労働生産性で前倒しアジア経済中期予測
- 2022/12/14
-
中国GDP、米国超え困難に
―標準シナリオ、習氏3期目で逆風
―2030年代、1%台成長定着の可能性アジア経済中期予測
- 2022/11/15
-
日本への出稼ぎ労働者、2032年に頭打ち
―現地給与上昇と円安で旨味薄れる ―“稼げる”韓国、中東などに流出も
アジア経済中期予測
- 2022/06/14
-
中国ゼロコロナ政策、景気を下押し
中国・ASEAN4短期経済予測 2022.6 22年4-6月期~23年1-3月期