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アジア経済予測 アジア経済中期予測
ASEAN半導体企業、コロナ禍で急成長
労働集約の「後工程」に強み
2021/11/12
アジア中期経済予測班では、12月に公表する中期予測に先駆け、随時レポートを公表してまいります。今回は、第2弾として、コロナ禍で生じた半導体の需要増加について分析しました。
【概要】
コロナ禍で生じた半導体の需要増加で、ASEAN5の半導体企業が好調だ。21年4~6月期の上場17社の営業利益の合計はコロナ前比で71%増えた。ASEAN5では、特に半導体の製造プロセスの後半にあたる「後工程」と呼ばれる分野が伸びており、今後も成長のチャンスがありそうだ。本稿では、半導体市場を概観し、好調なASEAN5の半導体企業の動向を後工程分野の特徴や産業支援動向から探る。
各国の生産指数と半導体企業の業績推移
(注)指数は季節調整を施した。業績の集計対象は、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムに本拠地を置く上場企業で、業種分類「半導体」が対象。業績取得の有無で、四半期ごとに企業数が異なる。
(資料)Haver Analytics、QUICK FactSet
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