一覧へ戻る
アジア経済予測 中国・ASEAN4短期経済予測
(2021.12/ 21年10-12月期~23年1-3月期)
中国・ASEAN4経済、消費下支えで緩やかに回復
2021/12/22
中国およびASEAN4ヵ国(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)の合計5ヵ国を対象にした「中国・ASEAN4短期経済予測」を発表しました。
【概要】
- 中国の21年7-9月期における実質GDPの前年比は4.9%。電力不足問題を受けて、前の期の7.9%から低下した。その後、同問題が徐々に緩和していくもとで、景気は持ち直している。恒大グループ問題や当局の規制を受けて不動産投資では弱めの動きが続くものの、インフラ投資は堅調を維持するほか、民間消費も拡大するだろう。実質GDP成長率の予測値は21年:7.8%、22年:5.2%、23年:5.1%。
- ASEAN4の21年7-9月期における実質GDPの前年比は2.0%。新型コロナ感染再拡大に伴う行動制限を受けて、前の期の前年比9.3%から大きく低下した。その後、同制限の緩和やワクチン接種の加速を反映して、経済活動は徐々に回復している。民間消費ならびに外需の持ち直しを受けて景気は改善していくと見込まれる。実質GDP成長率の予測値は21年:2.9%、22年:5.0%、23年:4.3%。
【中国・ASEAN4の見通し】
【関連レポート】
※短期経済予測最新レポート 「供給難」の改善遅れ、21年度内の景気回復を下押し(第188回改訂/2021年10-12月期~2024年1-3月期)はこちら
※旧サイト(~2018.8月)のアジア経済予測レポート一覧はこちら
バックナンバー
- 2022/12/15
-
第8回報告書ーーテクノウォーと中国減速、アジアに影
日本の1人当たりGDPは2022年台湾、23年韓国に抜かれる
アジア経済中期予測 第8回2022-2035年
- 2022/12/14
-
1人当たりGDP、2022年日台逆転
―2023年には韓国に抜かれる
―円安と低い労働生産性で前倒しアジア経済中期予測
- 2022/12/14
-
中国GDP、米国超え困難に
―標準シナリオ、習氏3期目で逆風
―2030年代、1%台成長定着の可能性アジア経済中期予測
- 2022/11/15
-
日本への出稼ぎ労働者、2032年に頭打ち
―現地給与上昇と円安で旨味薄れる ―“稼げる”韓国、中東などに流出も
アジア経済中期予測
- 2022/06/14
-
中国ゼロコロナ政策、景気を下押し
中国・ASEAN4短期経済予測 2022.6 22年4-6月期~23年1-3月期