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景気後退確率
11月の景気後退確率は10.0%に低下
CI先行指数の2ヵ月連続改善により
2022/01/12
日本経済研究センターがまとめた2021年11月の景気後退確率は10.0%となり遡及改定ベースで10月の12.2%から低下した(図1)。最終需要財在庫率や新規求人数、生産財在庫率などの改善により、同確率の計算の基礎となるCI先行指数が2ヵ月連続で改善したためである。半導体の供給回復に伴う、乗用車の挽回生産が製造関連指標を押し上げた。だが足元ではオミクロン株の出現に伴い新型コロナウイルスの感染が世界で急拡大しており、国内でも蔓延防止等重点措置がいくつかの県で発令された中で、先行き不透明感が強い状態だ。
【図1 景気後退確率(2021年11月)】
【表1 景気後退確率と先行CIの推移(過去1年間)】
* 2020年7月分公表時より、景気後退確率の推定方法を見直しました。詳しくは、こちらをご覧ください
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