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アジア経済予測 アジア経済中期予測

1人当たりGDP、2022年日台逆転

―2023年には韓国に抜かれる
―円安と低い労働生産性で前倒し

富山 篤
  アジア予測室長兼主任研究員
田中 顕
  副主任研究員

2022/12/14

アジア中期経済予測班では、12月に公表する中期予測に先駆け、随時レポートを公表してまいります。今回は、第3弾として、日韓台の1人当たりGDPの先行きについて予測しました。

【概要】

日本の1人当たり名目GDP は2022 年に台湾、23 年に韓国に抜かれる。前回の調査では台湾が28 年、韓国が27 年に日本を抜く見通しだったが、大幅に前倒しされた。

円安による目減りもあるが、労働生産性の伸び悩みが響く。労働力人口1人当たりの資本ストックを表す資本装備率も、日本は低迷する一方で韓台は着実に積み上げてきた。

機械設備など有形資産への投資だけでなく、研究開発などの「無形資産」への投資も日本は韓台より後れをとっている。

バックナンバー

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