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アジア・コンセンサス調査
(第30回 / 2023年~2025年)
アジア経済、外需不振で年後半の下振れ懸念
――中国経済、米金融政策の影響に不安感
2023/07/03
日本経済研究センターはアジアのエコノミストを対象に各国の経済成長や物価、為替動向などの見通しを聞いたアンケート「JCER/日経 アジア・コンセンサス」の第30回調査結果をまとめた。東南アジア諸国連合(ASEAN)5カ国の2023年の平均成長率は4.2%と3月に実施した前回調査の予想が0.2ポイント下方修正された。内需や観光業が好調なフィリピンとタイは上方修正だが、シンガポールやインドネシアは世界経済の減速による輸出不振の影響が大きく、予想が下振れする結果となった。回答者からは中国経済の回復ペースの鈍化を不安視する声が多く聞かれ、外需の動向をリスク要因とみて、フィリピンを除く4カ国はいずれも年後半の成長率見通しを下方修正している。
(英語サイト)JCER/Nikkei Consensus Survey on Asian Economies
※7月3日付の日本経済新聞朝刊・国際面、Nikkei Asiaに関連記事掲載
特別質問:アジア・エコノミスト:「生成AIは生産性を向上」に関連記事掲載
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