一覧へ戻る
中期経済予測
( 第43回中期経済予測 / 2016-2030年度 )
若者支援で活路を開く
―牽引力不在の「弱気の罠」を打破―
2017/03/29
中期予測班:河越正明、加藤肇、落合勝昭、蓮見亮、高良真人、入江啓彰(近畿大学短期大学部准教授)、鈴木善充(近畿大学短期大学部准教授)、高橋元氣(研究生、日本経済新聞社)
・標準シナリオ
日本経済は2014年度の消費増税によるマイナス成長の後、2015、2016年度に1%台の成長が続く見込みだが、企業収益の増加にかかわらず前向きな取り組みは極めて鈍く、後の世代の消費は前の世代より低い水準にとどまるなど牽引力が見当たらないことが問題だ。こうしたなかで成長率が徐々に低下していく。
・改革シナリオ
改革シナリオでは、若者支援(子育て支援、教育支援)、賃上げ・働き方改革の実施によって、前向きの力が出てこない「弱気の罠」から、抜け出す姿を描いている。
- 要旨
- 担当者一覧・目次
- 報告書全文JCER NETメンバー限定
- 本論 変わる世界経済環境JCER NETメンバー限定
- 標準シナリオJCER NETメンバー限定
- 改革シナリオJCER NETメンバー限定
- 標準シナリオに基づく産業予測JCER NETメンバー限定
- 論点1 貿易が所得分配に与える影響について:「象の図」再考JCER NETメンバー限定
- 論点2 米国の貿易政策が及ぼす日本への影響についてJCER NETメンバー限定
- 論点3 労働分配率の下押し圧力はあるのかJCER NETメンバー限定
- 論点4 賃金はなぜ上がらないのかJCER NETメンバー限定
- 論点5 働き方改革を生産性向上の契機にJCER NETメンバー限定
- 論点6 高等教育支援は所得連動返済型奨学金の拡充でJCER NETメンバー限定
- 論点7 医療提供体制の効率化で医療費の節減にJCER NETメンバー限定
- 論点8 砂糖税は肥満対策として有効か?JCER NETメンバー限定
- 総括表(標準シナリオ)JCER NETメンバー限定
- 総括表(改革シナリオ)JCER NETメンバー限定
- 総括表(産業予測)JCER NETメンバー限定
■中期経済予測報告書に関して■
・2017/03/29: 報告書全文を掲載いたしました。また、会員の皆様へ報告書を発送しました。
バックナンバー
- 2021/03/22
-
コロナ後の日本経済 DX加速はグリーン成長への道
第47回 2020-2035年度
- 2020/09/29
-
米大統領選と内外経済の行方 国際協調復帰なら米成長上振れも
トランプ続けばアジアで存在感低下
第47回 2020-2035年度
- 2020/07/01
-
コロナ危機のビフォー/アフター~債務の急拡大などで経済水準は2%低下~
感染長期化、国際摩擦の激化は、恐慌招く悪夢のシナリオ
第47回速報 2020-2035年度
- 2020/03/25
-
デジタル&グリーン化で豊かさ維持
―縮小の常態化を避ける道筋
第46回中期経済予測 2019-2035年度
- 2019/12/06
-
2035年、輸出産業は先細り-インバウンド消費は2.5倍に-
生産性の伸びは限定的、経済は停滞
産業ピックアップ(標準シナリオ)