シリーズ 外国人受け入れをどう進めるか (第3回)

介護現場での外国人との協働

村上隆宏・ケアポート板橋施設長
聞き手)実哲也・日本経済研究センター研究主幹
開催:
11月08日(木) 13:30~15:00
会場:
日本経済新聞社東京本社ビル 6階セミナールーム2

■講師略歴
 1997年国際武道大学卒、不二健育会特別養護老人ホームケアポート板橋入職。介護職、生活相談員を経て、2009年人事企画室長、EPA担当責任者兼務。17年から現職。08年から10人のEPA外国人スタッフを受け入れる。

■要旨

生活・仕事・勉強の三面支援―協働で利用者・職員にも恩恵

  1. 経済連携協定(EPA)に基づく外国人介護福祉士候補者の受け入れが始まって10年が経つ。初年度から受け入れを行い国家資格試験の合格者も職員として定着するケアポート板橋では、生活・仕事・勉強面の担当者を決めてチームで候補者のサポートにあたっている。
  2. この10年で外国人介護福祉士候補者の受け入れニーズは急増し、各事業所が多くの人数を確保するのは難しくなってきている。昨年からは制度変更で介護職の技能実習生も受け入れられるようになったが、農業や製造業に比べ厳しい日本語の要件がネックになる可能性も。
  3. 外国人スタッフとの協働は、施設利用者・家族や地域との新たな交流の創出、日本人職員への刺激、学習法へのフィードバックなど良い効果ももたらしており、現場の業務改善や資格取得率の向上などにつながっている。

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ご参考)2018年8月まで旧サイトに掲載した読むゼミ(講演録)はこちら

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