- 開催:
- 02月07日(木) 14:00~15:30
- 会場:
- 日本経済新聞社東京本社ビル 6階セミナールーム2
■講師略歴
1996年慶応義塾大学大学院修士課程修了。同年ITベンチャー会社設立。97年に楽天共同創業者として参画し「楽天市場」の出店営業部門を担当、その後複数の事業を立ち上げる。現在は人事・総務・障がい者雇用部門担当役員を務める。
■要旨
グローバル人材育成が経営左右―採用や処遇の国際標準化急ぐ
①企業のグローバル化には「変えてはならないもの」と「変えなくてはならないもの」がある。楽天では前者を「楽天主義」と呼び、社内に浸透させようとしている。後者は日進月歩の世界の中で、積極的に変えていくべきもので、人事の戦略や施策がそれに属する。
②2010年に打ち出した社内公用語の英語化は、企業のグローバル化にとって必要なものである。現在社員のTOEICの平均点は840点に達した。英語化はすでに第3段階に達し、異なる文化背景を持つ多様な従業員をどのようにマネージするかが課題となっている。
③各国でばらばらだった採用や人事システムの統一を進めてきた。今後は社員のグレーディングの統一や待遇の国際標準化を進めていく。デジタル技術の将来を見ると、英語化の次はコーディング化が重要だ。