- 開催:
- 02月19日(火) 14:00~15:30
- 会場:
- 日本経済新聞社東京本社ビル 6階カンファレンスルーム
日本、データ活用で社会再構築を
―自由貿易維持でも役割増す
① トランプ政権発足後の米国・中国の対立は、当初の貿易戦争から世界秩序の覇権争いへと拡大・発展した。自由を重んじる欧米の経済社会構造とは対照的な、中国の国家資本主義がビッグデータや人工知能の活用によって、経済力を急速に高めている点が背景にある。
② 平成時代の日本に克服できなかった大きな課題はデフレと人口減少を背景とした経済全体の停滞、構造変化への対応の遅れだ。優れた海外人材を取り込むと同時に海外の需要を開拓し、経済成長を図る必要がある。その手段としてもデータの重要性が高い。
③ 米国・中国が内向き志向を高める中、自由貿易堅持の姿勢を続ける日本に対して国際社会の期待は高い。6月に大阪で開催されるG20の議長国として自由経済を推進すべく、安倍首相が今年のダボス会議でビッグデータの役割について演説し、高い評価を得た。