下押し圧力高まる中国経済と金融

関根栄一・野村資本市場研究所北京事務所首席代表
開催:
10月04日(金) 14:00~15:30
会場:
日本経済新聞社東京本社ビル 6階セミナールーム2

■講師略歴
(せきね えいいち) 1991年早稲田大学法学部卒、日本輸出入銀行(現国際協力銀行)入行。財務部、北京駐在員事務所等を経て、2006年野村資本市場研究所入社。10年から現職。

 

■要旨
必然性高まる資本市場の開放―経常収支赤字化と米中摩擦が背景に

①2018年以降の米中貿易摩擦を機に、中国経済の下押し圧力が強まり、民間部門の債務の累積などの構造問題が顕在化してきている。

②18年の株価下落は、中国の中小民間企業に資金が回りにくい金融仲介の問題をあぶり出す結果となった。中長期的には、直接金融の比率引き上げ、資本市場の対外開放といった改革開放を進めることが重要だ。

③金融業の対外開放は実際に進みつつある。経常収支の赤字化が見込まれるのに加え、香港情勢や米中貿易摩擦の動向を踏まえれば、金融資本市場の開放、人民元の国際化の必要性は高まっている。