新型肺炎、1~3月期成長率を年率0.46%ポイント押し下げ ―10~12月期は年率マイナス4.05%に下方修正―
2020/02/13
―お知らせ―
■「2018年度評価に関するテクニカルノート」を公表しました。(2019年10月24日)
■「2018年度優秀フォーキャスターに聞く」を公表しました。(2019年10月16日)
■2018年度優秀フォーキャスターを公表しました。(2019年10月9日)
■調査レポート「駆け込みあるも小規模との見方―19年9月調査と前回の消費増税時の比較― 」を公表しました。(2019年9月20日)
2019年10~12月期の実質GDP成長率(前期比年率)は、マイナス4.05%と前月調査(マイナス3.55%)から下方修正された。20年1~3月期は年率0.33%と前月より下方修正されたものの、プラス成長に回復する。 新型コロナウイルスによる肺炎(新型肺炎)の感染拡大の影響について、中国のGDPについては35人中22人が、日本のGDPについては同20人が織り込んでいる。織り込んだ場合、新型肺炎の影響がなかった場合と比べて実質GDP成長率は、中国は2020年に0.26%ポイント、日本は20年1~3月期に前期比年率0.46%ポイント低下する。 年度の成長率は19年度0.81%、20年度0.45%と下方修正された。年度間成長率でみると、見かけとは反対に20年度の方が勢いが強い。 そのほか特別調査として、日米金利、景気のリスク、中国景気(製造業PMI)を調査した。最大のリスク要因は「新型肺炎の感染拡大」である。
予測記録(中位・高位・低位平均データ、長期予測総平均)(EXCELファイル)
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調査結果の公表予定
2020年3月調査 3月17日頃
2020年4月調査 4月10日頃
いずれも15:00頃を予定
「ESPフォーキャスト調査」とは
経済企画協会が2004年から実施してきた「ESPフォーキャスト調査」事業を2012年4月より日本経済研究センターが引き継ぎました。 この調査は日本経済の将来予測を行っている民間エコノミスト約40名から、日本経済の株価・円相場を含む重要な指標の予測値や総合景気判断等についての質問票に毎月回答頂き、その集計結果から、今後の経済動向、景気の持続性などについてのコンセンサスを明らかにするものです。