- 開催:
- 08月30日(金) 15:00~17:00
料金:*会員無料、一般8000円(税込)/時間注意
会場:日本経済新聞社大阪本社ビル 1階カンファレンスルーム
平成の経済に何が起こり、どう政策対応がなされてきたか。持ち越した課題は何か。一貫してマクロ経済・政策を見続けた小峰研究顧問が、事実に留まらず、多くの出来事の相互関係を明らかにし、ストーリー性を重視して解説します。自身の政策評価も交えながら次代への政策的教訓を考えます。日本経済の現状から将来展望・課題まで、歴史を踏まえて整理・理解し考えたい方におすすめです。
*セミナーは29、30日の2日間ですが、ご都合により1日だけの参加も可能です。
また、本セミナーは講演録は作成いたしません。ご了承ください。
<2日間のセミナー概要>
1.バブルの崩壊と失われた20年の始まり(1989年~90年代前半)
バブルはいかにして生まれ、いかにして崩壊したのか、その中で生じたバランスシート
調整問題について考える
2.金融危機とデフレの発生(1990年代後半)
アジア通貨危機と日本の金融危機の発生、橋本政権の構造改革などについて考える
3.小泉構造改革と不良債権処理(2000年代前半)
小泉構造改革の下での不良債権処理、ゼロ金利の解除とその後の量的緩和などについて
考える
4.民主党政権の誕生とリーマンショック(2000年代後半~10年代初め)
民主党政権はなぜ失敗したのか、リーマンショックとその後の政策対応等について考える
5.アベノミクスの展開(2012年末以降)
アベノミクスの下での三本の矢と新三本の矢、異次元金融緩和の効果と限界、
消費税引き上げの先送りなどについて考える
6.19年足元の日本経済、見通し(概説)
現時点での景気の状況と先行きの展望、米中貿易摩擦の影響等について考える
7.平成経済から何を学ぶか
平成経済の回顧から浮かび上がってくるストーリーと教訓を考える
※19年4月に日本経済新聞出版社から発刊の『平成の経済』をもとに直近の情報を織り込みながら
お話します。
■講師略歴(こみね たかお)1969年東京大学経済学部卒。同年経済企画庁入庁、経済企画庁長官秘書官、日本経済研究センター主任研究員、経済企画庁調整局国際経済第一課長、調査局内国調査第一課長、国土庁審議官、経済企画庁審議官、経済研究所長、物価局長、調査局長、法政大学教授などを経て2010年から現職。17年から大正大学教授