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小林光のエコ買いな?
(第39回)
炭素で稼ぐビジネスは先行きなし
いよいよカーボン・プライシングで、エコな需要の創出を
2019/01/04
全世界が気候変動対策に取り組む時代がいよいよ始まる。昨年12月、気候変動枠組み(地球温暖化防止)条約の下で2015年に採択されたパリ協定の実行上必要な細目を示す指針が、決まった。パリ協定を生んだフランスでは、マクロン大統領の燃料税増税に抵抗の声が高まり、逆に、地球の温暖化に懐疑を示すトランプ米国大統領の統治の下で、州や市、そして企業の自主的な取り組みが盛んになっている。世界の環境取り組みはなお波乱に満ちているが、「人類が資源・エネルギー消費を無限に拡大することをやめ、自然環境の枠の中で賢明に暮らすことを選ぶ」という歴史の大きな流れは動かないだろう。日本人にも本気の取り組みが求められている。
※2017年8月以前のバックナンバーはこちら(旧サイト)をご覧ください。
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