一覧へ戻る
日本経済の再設計 震災を越えて 原子力の代替エネルギーを考える(2)

再エネ導入、ドイツでも補助金頼みには限界―成功事例に地元のリーダーあり―

小林 辰男
  政策研究室長兼主任研究員

2012/11/16

日本政府は7 月から再生可能エネルギーを発電コストに見合う価格で電力会社に買い取ることを義務づける全量固定価格買取制度(FIT)を導入した。しかし、それだけで普及が円滑に進むとは考えにくい。再エネ推進で先行するドイツでも補助金頼みで市民や企業など現場の要望・活動とかみ合っていない助成は必ずしも有効に機能していないようだ。再エネを普及させるカギは何か――10 月中旬に訪れたドイツで、太陽熱やバイオマス利用を推し進める原動力を探った。

バックナンバー

2014/03/24

エネルギー基本計画案について議論

-再エネ普及促進や原発再稼働への条件には注文も

2013/12/13

エネルギー自治なくして脱原発なし―ドイツにみる合意形成の姿―

原子力の代替エネルギーを考える(7)

長谷川平和・在日ドイツ商工会議所 シニアコンサルタント

2013/08/02

バイオマス利用、大規模化には経済性の壁も―ドイツ、地産地消型で成功―

原子力の代替エネルギーを考える(6)

小林 辰男

2013/04/12

バイオマスの離陸、製材業との組み合わせで-燃料価値の評価法確立がカギ

原子力の代替エネルギーを考える(5)

小林 辰男

2013/01/24

地熱、見込めるのは原発1基分か

原子力の代替エネルギーを考える(4)

小林 辰男

2013/01/09

原発を残すには――事故対応費用の明示、 官民の事業団へ一本化を

続・原発存続の条件を考える

2012/12/26

石炭火力で代替なら、費用は半減も―プラント輸出の主役になる可能性―

原子力の代替エネルギーを考える(3)

小林 辰男