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2050年への構想 メガ・リージョナリズムの時代研究会

《TPP時代の農業改革》10年で農業再生 見取り図描け

-減反廃止と直接支払いで競争力を
-農地所有・利用の責任、より明確に

 

2015/11/20

 環太平洋経済連携協定(TPP)の合意は大きな一歩だ。貿易、投資などの透明性・予見可能性を高め、アジア太平洋地域の活性化に結びつくはずだ。しかし、農業は宿題を残した。特にコメは「実質鎖国」の継続を選んだ。海外との競争を断ち、目先の安定は守ったが、保護と規制を続けるだけでは意欲ある農家が減り衰退が加速する。TPP対策として必要なのは、一時しのぎのバラマキではない。改革の工程表を明確にした上で、保護ありきから脱却、革新に挑む担い手を呼び込む枠組みを整えることだ。この機に「10年で再生」の見取り図を描くべきだ。これまでの日経センターの分析・提言も踏まえ、農業改革のあり方を提言する。

バックナンバー

2016/10/07

反グローバリズムを超えて ―国内改革で自由化の恩恵共有を

「メガ・リージョナリズムの時代」研究報告書

メガ・リージョナリズムの時代

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2016/09/08

第4次産業革命をテコに脱炭素社会を

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エネルギー・環境選択の未来

2016/08/08

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2016/03/23

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情報通信技術が変える経済社会「2015年度報告」

2015/11/27

《TPP合意と通商政策》早期批准で「メガ」拡大主導を

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-TPP活かす国内改革・基盤整備を

メガ・リージョナリズムの時代研究会

2015/11/20

《TPP時代の農業改革》10年で農業再生 見取り図描け

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-農地所有・利用の責任、より明確に

メガ・リージョナリズムの時代研究会

2015/08/06

経済成長と環境保全の調整で揺れ続けた日本

-COP21前に温暖化対策の歴史を振り返る

エネルギー・環境の未来「気候変動対策と日本の取り組み動向」

小林 光