日本経済研究センターは11月11日に第2回会合を開き、米フェイスブックによるリブラ構想を中心としたデジタル通貨と日本のキャッシュレス社会に向けた動向について議論した。リブラのような仮想通貨が早期に普及し、中央銀行が管理する通貨制度に取って代わることは先進国では難しく、途上国に限定されるだろう。キャッシュレス化について日本は現金への信頼が高く、諸外国に比べて遅れている。高齢者などデジタル・デバイド問題への対処を含め、デジタル技術が主流となるデジタル資本主義時代の新らたな金融包摂問題も生じている。
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- 2022/05/17
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デジタル時代の安保体制、検討が急務~ウクライナ侵攻で浮き彫り
ハイブリッド(サイバー・リアル)戦争、国際ルールがあいまいに
議事要旨 第25 回
- 2022/03/01
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デジタル敗戦の教訓、成果主義・オープンガバメントへ転換
行政のDX促進、データ基盤づくりが不可欠
議事要旨 第24 回
- 2022/02/24
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エンタメ、ヘルスケア、グリーンでのDX活用に期待
リアルとバーチャルの融合がカギ
議事要旨 第23 回
- 2021/12/24
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行動実績をAI分析、少額与信を可能に
キャッシュレス決済、顧客の元手資金の獲得がカギ
議事要旨 第22 回
- 2021/12/10
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温暖化対策の移行金融、国際原則は2023年までに策定
金融機関のDX対応、規制緩和・インフラ整備で促進
議事要旨 第21 回
- 2021/10/13
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グローバル市場への売り込み、半導体復権のカギ
半導体、データセンターやAI向けなどが主流に
議事要旨 第20回
- 2021/09/10
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脱炭素、電炉でスクラップの最大活用
リサイクルでも高品質鋼板が可能に
議事要旨 第19回