日本経済研究センターは7月10日、人工知能(AI)とビッグデータを利用し、経済分析や予測などを目的に経済モデルの構築に取り組む産官学のエコノミストや研究者らが集まり、相互に意見交換する「AI・ビッグデータ経済モデル研究会」を立ち上げた(コロナ禍のもと第1回はオンライン開催)。人間の位置情報解析を専門とするYahoo! Japan研究所 上席研究員 坪内孝太氏を迎え、スマートフォンから得た膨大な位置情報に検索データなどを組み合わせ、解析した結果を新型コロナなどの災害対策に応用する報告があった。研究会ではこうしたビッグデータの活用の可能性や解析手法などについて活発に議論した。
バックナンバー
- 2023/09/13
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EBPMに自治体税務データを活用
法的・技術的課題の克服に知恵集め
議事要旨 第16回
- 2023/04/03
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経済分析で活用進むオルタナティブデータ
速報性や豊富な情報から予測精度を改善
議事要旨 第15回
- 2022/10/18
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原理の究明求められる深層学習の優位性
ブラックボックスから制御可能な技術へ
議事要旨 第14回
- 2022/08/16
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新聞記事から景気動向を迅速に捉える
機械学習も活用し景況感指数を作成
議事要旨 第13回
- 2022/06/21
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ファイナンス理論との融合進む深層学習
ブラックボックス問題を解消する試みも
議事要旨 第12回
- 2022/02/10
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コロナ禍で改良目指すGDPナウキャスト
定期公表を始めた2つのモデルの成果と課題
議事要旨 第11回
- 2022/01/05
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資産運用で広がるAIの参入余地
目的・機能に応じた資産配分が新トレンド
議事要旨 第10回