日本経済研究センターは7月10日、人工知能(AI)とビッグデータを利用し、経済分析や予測などを目的に経済モデルの構築に取り組む産官学のエコノミストや研究者らが集まり、相互に意見交換する「AI・ビッグデータ経済モデル研究会」を立ち上げた(コロナ禍のもと第1回はオンライン開催)。人間の位置情報解析を専門とするYahoo! Japan研究所 上席研究員 坪内孝太氏を迎え、スマートフォンから得た膨大な位置情報に検索データなどを組み合わせ、解析した結果を新型コロナなどの災害対策に応用する報告があった。研究会ではこうしたビッグデータの活用の可能性や解析手法などについて活発に議論した。
バックナンバー
- 2022/02/10
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コロナ禍で改良目指すGDPナウキャスト
定期公表を始めた2つのモデルの成果と課題
議事要旨 第11回
- 2022/01/05
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資産運用で広がるAIの参入余地
目的・機能に応じた資産配分が新トレンド
議事要旨 第10回
- 2021/11/02
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企業退出と不正会計の予測精度高める機械学習
実務的ニーズ踏まえてモデル構築
議事要旨 第9回
- 2021/09/24
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経済学で紐解くビジネスネットワーク
名刺データからキーシティー特定も
議事要旨 第8回
- 2021/06/24
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深層学習と経済理論の連携で予測精度改善
モデルの「賞味期限」の短さに対応
議事要旨 第7回
- 2021/04/30
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3週間の緊急事態宣言では再々発出の恐れも
変異株のもと疫学マクロモデルで試算
議事要旨 第6回
- 2021/02/05
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経済分析に利用広がるテキストマイニング
大規模記事データから「因果関係」を抽出
議事要旨 第5回