日本経済研究センターは1月22日、第5回「AI・ビッグデータ経済モデル研究会」を開催した。この日は「テキストマイニング」をテーマに2件の報告があった。1件目は東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻特任講師 坂地泰紀氏の「金融テキストマイニングの最新技術とその応用」と題する報告、2件目は日本経済新聞社日経イノベーション・ラボ シニアプロデューサー石井昌之氏と上級研究員安井雄一郎氏から「日経イノベーション・ラボの自然言語処理への取り組み」と題する報告だった。大規模な金融経済関連の記事から因果関係を抽出するなど、経済分析にテキストマイニングが広く利用されていることが示された。研究会では報告者同士の意見交換も含め、分析手法や今後の応用の可能性などを議論した。
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