日本経済研究センターは2月25日(木)に第15回会合を開き、次世代のコミュニケーション基盤およびコンピューティング基盤として期待されるNTT「IOWN」構想について専門家を招き、議論した。IOWNでは、情報の伝送だけでなく、メモリ(記憶)や演算も電子ではなく光で実施することを最終目標にしている。省電力、超高速、低遅延の通信・情報処理が実現するだろう。現状のデジタル技術の限界があるシミュレーションや予測技術に飛躍的な発展をもたらすことが期待できる。ただ研究開発を担う人材の獲得、機器の製造技術の確保など実現に向けた課題も多い。
バックナンバー
- 2023/03/17
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脱炭素・エネルギー安定供給の両立、あらゆる選択肢が必要
原発維持、繰り返し発生のエネ危機を想定
議事要旨 第36 回
- 2023/03/06
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次世代情報通信基盤「IOWN」、2023年春に一部実用化
遅延“200分の1”をまず目玉に 大阪万博で本格的な「お披露目」目指す
議事要旨 第35 回
- 2023/02/21
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最先端半導体開発、欧米との連携が不可欠
世界の半導体市場、2030年には100兆円に 2020年代後半に量産目指し、政府が支援
議事要旨 第33 回
- 2023/02/15
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電炉を軸に節電、再エネのフル活用が有力
大規模発電所並みの電力を有効利用の可能性
議事要旨 第34 回
- 2022/12/19
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建築物の脱炭素、新築・改修時の対応が不可欠
セメント不要のコンクリート、木材活用の後押しなどもカギ
議事要旨 第32 回
- 2022/11/08
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洋上風力、施工などで国産技術の可能性
欧州、中国に普及では大きく後れ
長期計画に基づく政府の事業環境整備、普及に欠かせず議事要旨 第31 回
- 2022/10/21
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防衛装備の本格整備、時間が必要
技術基盤などで民間との連携が不可欠に
議事要旨 第30 回