日本経済研究センターは7月30日(金)に第18回会合を開き、AI(人工知能)時代の医療データの活用について放射線医学の専門家を招き、議論した。コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)といった医療画像システムは、いかにAIを有効活用できるかが、システムの競争力に直結する。AI活用にはデータが必要であり、個人情報保護と利活用に関する仕組みを早急に整備することが求められる。個人情報利用に関するリスクに敏感な国民に配慮し、情報の利用がビジネスだけでなく社会的にも利益になることを丁寧に説明し、利活用に対する世論を形成することが重要だ。
バックナンバー
- 2023/03/17
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脱炭素・エネルギー安定供給の両立、あらゆる選択肢が必要
原発維持、繰り返し発生のエネ危機を想定
議事要旨 第36 回
- 2023/03/06
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次世代情報通信基盤「IOWN」、2023年春に一部実用化
遅延“200分の1”をまず目玉に 大阪万博で本格的な「お披露目」目指す
議事要旨 第35 回
- 2023/02/21
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最先端半導体開発、欧米との連携が不可欠
世界の半導体市場、2030年には100兆円に 2020年代後半に量産目指し、政府が支援
議事要旨 第33 回
- 2023/02/15
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電炉を軸に節電、再エネのフル活用が有力
大規模発電所並みの電力を有効利用の可能性
議事要旨 第34 回
- 2022/12/19
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建築物の脱炭素、新築・改修時の対応が不可欠
セメント不要のコンクリート、木材活用の後押しなどもカギ
議事要旨 第32 回
- 2022/11/08
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洋上風力、施工などで国産技術の可能性
欧州、中国に普及では大きく後れ
長期計画に基づく政府の事業環境整備、普及に欠かせず議事要旨 第31 回
- 2022/10/21
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防衛装備の本格整備、時間が必要
技術基盤などで民間との連携が不可欠に
議事要旨 第30 回