日本経済研究センターは3月24日、第15回「AI・ビッグデータ経済モデル研究会」を開催した。「オルタナティブデータを用いた経済活動分析とその有効性」をテーマに、野村證券株式会社データ・サイエンス部長(兼任)金融経済研究所シニアエコノミスト 水門善之氏から報告があった。
近年、経済分析において、従来の経済統計を補完するオルタナティブデータと呼ばれる様々なデータの活用が進んでおり、その利点を活かした幅広い分析例の紹介があった。
報告後、複数のオルタナティブデータを組み合わせた場合に得られる知見なども議論した。
報告に関連する参考資料:
水門善之, オルタナティブデータを用いた経済活動分析, 情報の科学と技術, Vol. 72, No.10, pp. 390-396 (2022)
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