トップ » 研究リポート » 中国・アジアウォッチ » 2016年8月8日掲載

JCER 中国・アジアウォッチ

中国の「エコカー・ブーム」に早くも試練−補助金目当ての増産、供給過剰の懸念

2016年8月8日発表

湯浅健司・中国研究室長兼主任研究員

【ポイント】


@中国では2015年、電気自動車(EV)などのエコカーの販売台数が爆発的に伸びた。政府の補助金政策が浸透したためで、業界では今年はさらに約2倍の販売を予測している。

Aしかし、今年1〜6月の販売実績は年間見通しの半分にも満たない水準に止まった。政府が補助金の不正受給を厳しくチェックしたほか、品質の低さなどから消費者がエコカーを敬遠する動きもあるとみられる。

B一方、メーカーは補助金を当て込んで強気の増産計画を策定。主要部品の電池も含め、メーカーの乱立も目立っている。このままでは供給過剰を避けられない。市場の健全化には、補助金の適正化に加え、外国企業の技術移転によるエコカー本体や電池など部品の品質向上が求められる。

20160808中国・アジアウォッチ・中国の新エコカー(湯浅健司)20160808中国・アジアウォッチ・中国の新エコカー(湯浅健司)

△このページのトップへ

関連リポート

△このページのトップへ