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JCER 中国・アジアウォッチ

シリーズ企画「シンガポール、起業国家への挑戦」
【第3回】フィンテック産業育成へ祭典開催−金融通貨庁、起業家と金融機関の交流促す

2017年1月12日発表

上原正詩・主任研究員

概要


 アジア有数の金融センターであるシンガポールは、ITと金融の融合サービス「フィンテック」分野の育成に本気で取り組み始めている。中心となって旗を振るのが中央銀行に相当するシンガポール金融通貨庁(MAS)だ。MASは自国を世界のフィンテック・ハブにする戦略の一環として、起業家や大手金融機関など関係者が一堂に会する祭典「シンガポール・フィンテック・フェスティバル」を2016年11月に開催した。1万人超の参加者を相手に、監督機関というよりも産業育成機関の側面を強調し、「レギュラトリー・サンドボックス(制限された砂場)」という規制緩和策の実施を宣伝した。祭典のルポを交えつつ、同国のフィンテック振興の取り組みを紹介する。

【第3回のポイント】
@シンガポールが情報技術(IT)と金融の融合を目指すフィンテック産業育成に取り組んでいる。旗振り役は中央銀行に相当するシンガポール金融通貨庁(MAS)だ。

AMASは起業家や大手金融機関など関係者が一堂に会する祭典「シンガポール・フィンテック・フェスティバル」を2016年11月に開催。50ヵ国超から約1万1000人が参加した。

BMASは祭典でイノベーション促進のために法律を柔軟に運営する「レギュラトリー・サンドボックス(制限された砂場)」政策を説明。「ネットワーキング」イベントも多数開催し、起業家と大手金融機関の交流を促した。

シンガポール、起業国家への挑戦Bフィンテック祭典(上原正詩20170112)シンガポール、起業国家への挑戦Bフィンテック祭典(上原正詩20170112)

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