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Discussion Paper 113 2008.4

企業収益の影響が強まる所得税収




松岡秀明・日本経済研究センター研究統括部研究員

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  本稿では、近年政府による所得税収の見積もりが不確実になっている背景を分析した。個人所得に占める配当の割合が高まっており、企業収益の影響が家計所得に影響しやすくなっている。このため、所得税収も変動の大きな企業収益の影響を受け不安定になっている。その上、政府経済見通しに注目すると、配当を含む財産所得の予測誤差が大きく、配当などの予測は難しい。財政再建のための財源や社会保障財源をどのように確保していくのかが課題となっている今、税収見通しの不確実性を認識する必要がある。
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