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日本経済研究センター Japan Center Economic Research

最終更新日:2009年12月26日
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経済百葉箱 番外編

 「経済百葉箱」は当センター経済予測班メンバーによる、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポートですが、本ページでは、日経センター研修コースの2009年度基礎研修の一環として、短期予測班主査の指導の下、4月から当センターで研修中の企業・団体派遣研究生が作成したリポートを「番外編」の形でご紹介します。内容的には詰め切れていない部分も多々ありますが、やや荒削りでも、社会の議論に一石を投じる意味で公表する次第です。研修制度ご紹介のページもぜひご覧下さい。

■経済百葉箱 ≪番外編・研修リポート≫ の創刊について
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政府による事業会社の救済の是非について

2009年8月3日発表 2009年度研究生

百葉箱

▼ポイント▼
・産活法に基づく事業会社への出資自体は、危機管理として一定の妥当性
・救済要件への雇用者基準の採用、モラルハザードを招くおそれ
・事業計画の審査に行政の裁量権が大きいことに疑問。出口戦略の明示も急務

「政府による事業会社の救済の是非について」全文全文


地域経済活性化に向けた提言
〜都道府県別法人税率の導入へ

2009年7月27日発表 2009年度研究生

▼ポイント▼
・都市圏と地方圏の所得格差は拡大。中でも首都圏への一極集中が加速
・地域再生が問題の本質ではなく、活性化を日本経済の成長拡大に繋げる発想が必要
・都道府県別の法人税率の導入を通じ、地方への企業分散を促進

「地域経済活性化に向けた提言」全文全文


待ったなしの地方分権
〜 国の出先機関統廃合が試金石

2009年7月27日発表 2009年度研究生

▼ポイント▼
・中央集権体制の維持に伴う弊害は明らかである
・財政事情が厳しさを増す中、実態を伴う地方分権は待ったなしの状況
・国の出先機関の統廃合は「たかが」ではなく、今まさに求められる

「待ったなしの地方分権」全文全文


農政改革に必要な着眼点
〜 輸出の販路拡大に向け官民挙げて戦略策定を

2009年7月27日発表 2009年度研究生

▼ポイント▼
・食料自給率の維持、農業の担い手確保など農政には課題が山積
・コメの生産調整の緩和実施後のバラ色シナリオには、疑問
・内需掘り起こしが難しい中、輸出向けの販路拡大など明確な戦略の策定を

「農政改革に必要な着眼点」全文全文


株式市場への政府の介入について

2009年7月23日発表 2009年度研究生

▼ポイント▼
・株価は将来収益の割引現在価値であり企業の自助努力が不可欠
・株式市場の規模拡大で介入効果に疑問
・知的議論を高めワイズスペンディングに徹すべき

「株式市場への政府の介入について」全文全文


製造業派遣禁止論は妥当か

2009年7月23日発表 2009年度研究生

▼ポイント▼
・派遣禁止は請負や期間工、さらには海外への生産シフトを誘発しかねない
・派遣には労働者側にもメリットがあり、就業の選択肢を狭めかねない
・不安定な雇用状況にはセーフティネットの拡充で対応すべき

「製造業派遣禁止論は妥当か」全文全文