日本経済研究センター経済予測班では、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポート、「経済百葉箱」を創刊します。経済はしばしば気象にたとえられますが、「百葉箱」はご存知のように、気温や湿度を正確に測定するための箱であり、「観測」の原点となる存在です。本リポートは随時掲載します。
▼ポイント▼・6月短観は業況こそ大幅改善したが、設備投資計画は大企業・製造業を中心に慎重・大企業・製造業の海外シフトは予想外に加速、国内空洞化の懸念強まる・11年度の投資計画を企業が固める前に、政府は国内投資誘因策を打ち出す必要.