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JCER 研究員報告

【中国経済リポート】中国、資源安がGDP下支え
英離脱、原発事業など不透明に

2016年7月15日発表

室井 秀太郎・国際アジア研究部主任研究員 

ポイント

@中国の輸出入の縮小傾向が顕著になっている。15年は輸入の減少幅が輸出を上回り、貿易黒字が拡大して、国内総生産(GDP)を下支えする働きをした。

A輸出の減少は中国製品に対する世界の需要低迷を示している。輸入では、原油や鉄鉱石の価格下落が大きく響いている。国内の投資や消費が低迷する中で、原油や鉄鉱石などの市況商品の価格動向が、貿易収支を通じて16年の経済成長に影響を与えそうである。

B欧州連合(EU)離脱を決めた英国との輸出入は、全体に占める比率が小さく、離脱による影響は少なそうである。ただ、中国は英国での原子力発電事業への投資など大型投資に契約しているが、英国の首相交代でこれら事業の先行きは不透明になった。
 

中国経済リポート2016.7.15(室井)中国経済リポート2016.7.15(室井)JCER NET メンバー限定

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