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公益社団法人日本経済研究センター(JCER)では2014年度の国際経済研究報告書「北東アジアの経済連携――戦後70年、変わる経済地図」を刊行しました。
日中韓に極東ロシアやモンゴルなどを加えた北東アジアは大きな潜在力がありながら政治的・歴史的な理由で経済協力があまり進んでこなかった地域ですが、最近はエネルギー、物流、金融などを中心に新たなネットワーク形成の動きが活発になっています。欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)のように制度や組織で固められた経済連携ではなく、実際の取引やネットワークが先行する形での連携の動きです。こうした動きは、戦後70年を迎えた北東アジアの経済地図を大きく変えつつあります。
報告書では各分野の専門家が北東アジアで生まれている新たな連携の動きがどのように進んでいるかを分析するとともに、今後、それがどう発展し、北東アジアの経済地図がどのように変わっていくかを展望。地域内の最新の動きを追いつつ、この地域の平和と持続的発展には何が必要か、地域の経済協力や経済統合はいかにあるべきか、そしてこの地域に日本はどう向き合うべきか、という問題についても果敢に論じました。日本人が普段あまり立ち入らない場所の報告もあります。本報告書がこの地域で事業展開する企業の方々や政策当局者の一助になれば幸いです。
日本経済研究センター 2014年度国際経済研究「北東アジア研究会」メンバー一同
伊集院敦:日本経済研究センター研究本部副本部長兼国際アジア研究部主任研究員
新井洋史:環日本海経済研究所調査研究部主任研究員
朱永浩:福島大学経済経営学類准教授
李燦雨:帝京大学講師
岩田伸人:青山学院大学教授
深川由起子:早稲田大学教授
渋谷祐:早稲田大学資源戦略研究所事務局長兼主任研究員
前田匡史:国際協力銀行代表取締役専務取締役
岩下明裕:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授
伊集院敦:日本経済研究センター研究本部副本部長兼国際アジア研究部主任研究員
販売に関するお問い合わせは総務本部(TEL:03-6256-7710)まで、内容に関するお問い合わせは研究本部アジア部(TEL:03-6256-7740)までお願いいたします。
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