台湾で20日、蔡英文氏が新たな総統に就任した。対中融和路線を採ってきた国民党から独立を志向する民進党への8年ぶりの政権交代だ。台湾の動きに神経を尖らせる中国は統一に向けた有利な状況を作り出すため新政権に圧力をかけ、中台関係は不安定化の兆しも見せている。中台関係と日台関係は今後どうなり、日台中のトライアングルはどう変化するのか。台湾サイドの見方について中台関係専門家である台湾師範大学の范世平教授に聞いた。

范世平氏
1台湾師範大学政治学研究所教授で、中国大陸研究中心主任を兼務。行政院大陸委員会の諮問委員も務める。国立政治大学政治学科卒・東亜研究所博士。近著に「習近平の台湾政策と蔡英文の挑戦」
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