北朝鮮が6月29日に開いた最高人民会議で、金正恩労働党委員長が国家の最高指導者である国務委員会委員長に就任した。5月6-9日に開いた朝鮮労働党大会と併せ、金正恩委員長が自らの体制を完成させた格好だ。同時に今後の政策展開として「国家経済発展5ヵ年戦略」の遂行を採択。内部統制の強化と自力更生で、国際社会の制裁に対応する姿勢をにじませた。在韓米軍の迎撃ミサイルシステムの配置問題がからみ、対外関係では核実験などで悪化した中国との関係修復を模索する動きも出てきた。
※旧サイト(~2018.8月)の中国・アジア研究、アジア予測、コラムなどの一覧はこちらから
キーワード
バックナンバー
- 2022/05/19
-
ウクライナ戦争、防衛系スタートアップ投資加速
- 2022/04/27
-
中国で浮上する新卒の就職難 社会問題に
- 2022/03/30
-
インド3都市、タイガーなど米系VCが中核に
- 2022/03/25
-
習近平「一強」体制の行方~中国の課題と展望
- 2022/03/22
-
東アジアリスクと日中関係