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中国・アジアウォッチ シリーズ企画「米新政権とアジア」 (第8回)

インタビュー:トランプ政権で朝鮮半島は緊張激化

~ヤンC・キム米ジョージ・ワシントン大名誉教授

伊集院 敦
  首席研究員

2017/01/23

 シリーズ企画「米新政権とアジア」の第8回(最終回)は米朝関係はじめ米国の朝鮮半島政策に詳しい米ジョージ・ワシントン大学のヤン・C・キム名誉教授に、トランプ政権の発足が朝鮮半島情勢に与える影響などについて聞いた。


ヤン・C・キム(Young C.Kim)氏
米ペンシルバニア大学で博士号取得。朝鮮半島などの国際政治が専門で、米ジョージ・ワシントン大学ではシグールアジア研究所の所長なども務めた。1986-96年には北朝鮮外務省傘下の軍縮平和研究所を相手に、国交がない米朝間の学術文化交流を推進。ソウル大学や慶応義塾大学でも教鞭をとり、2016年から中央大学客員教授。米国のほか韓国、日本の新聞・雑誌等にも多くの記事を寄稿している。


【第8回のポイント】

  1. トランプ大統領特有の権力行使スタイルが対外政策にも影響
  2. 台湾問題めぐる米中対立が朝鮮半島情勢にも影響
  3. 北朝鮮の非核化と平和協定問題、並行協議は可能も成算は見込めず
  4. トランプ氏の核保有容認発言で韓国など同盟国に不信感
  5. 日米韓の連携に試練、北朝鮮政策めぐり亀裂、情報共有に不安も